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子どもの読書活動優秀実践図書館に中央図書館が選ばれました

子どもの読書活動写真 川口市立中央図書館は、「平成20年度子どもの読書活動優秀実践図書館」に選ばれ、4月23日(水)「子ども読書の日」に国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて行われた、「子どもの読書活動推進フォーラム」で、文部科学大臣表彰されました。また、図書館部門の代表として、フォーラムの中で、実践事例の発表も行ないました。

子どもを取り巻く読書環境を整備し、子どもが小さい時からすばらしい本に出会い、自ら進んで読書を楽しめるように図書館、学校、ボランティア、家庭が連携して取り組んだことによるものです。

具体的には、人的な面からは、読み聞かせボランティアの養成とその支援、学校への紹介、継続して行う研修会の開催を行っています。平成16年度はボランティア養成講座を12講座開催し、360名の方に受講していただきました。講座終了後は小学校へ紹介し、学校とボランティアをつなぐ役割を果たしています。またボランティア実践講座では、ボランティアとして活動していく中での疑問や不安を講師の方に相談する機会を設け、技術面での向上を継続的にサポートしています。

物的な面からは平成15年度から出生時に絵本をプレゼントする「ファーストブックプレゼント」事業を開始し、毎年約4,500冊の絵本を家庭に届けています。出生届時に5冊の中から好きな絵本を選んでもらい、簡単なブックリストを入れたリーフレットもプレゼントしています。
また平成13年度から小学校に1セット約700冊の本を団体貸出し、平成20年度には37セット約26,000冊の本を小学校に貸出しています。700冊の本は教室内に置かれ、朝読書だけでなく、始業前や休み時間にも活用されています。小学校からはいつでもすぐに読めてとても便利だし、本に対する抵抗感がなくなり、読書意欲も高まっていると報告を受けています。

これからも、子どもたちを取り巻く読書環境を整備し、子どもたちが小さい時からすばらしい本に出会い、自ら進んで読書を楽しめるように、図書館、学校、ボランティア、家庭が連携する仕組みを作り取り組んでいきます。平成20年度からは学校への団体貸出の事業を中学校へも拡大し、中学2校に1セット約700冊の本を貸出する予定です。子どもたちが学校にいる間も、良い本と出会い、いつでも本を手にすることが出来る環境づくりに積極的に取り組んでいきます。